こんにちは、あさみんです。
着物でイベントに参加しているといろんな体験をすることが多くなります。
今回は、2019年の7月に参加した日本伝統文化フェスタを振り返ってみました。
4日間の野外出展で連日30℃前後の蒸し暑い気候の中、熱中症にならないように工夫したことの中で良かった対策を書いています。
アイスノンとか扇子とかインナーとか色々工夫していたんだよね。
そうそう、工夫次第で浴衣や着物でも意外と快適に過ごせるんだよ
僕も今度浴衣にチャレンジしてみようかな?
是非是非!あひる君の浴衣姿楽しみにしてるね。
楽しかったけど万全の準備がないと体調崩してしまいそうな気候。
期間中は、熱中症にならずに乗り切れましたが、みんな数日間は疲れが残っていたので、対策をしても身体に負担が来ることを体感しました。
ここまで暑くなくても、浴衣で快適に過ごしたいなと思っている人やイベントで着たいけど体力に自信がない人には参考になるかもしれないのでよかったら読んでみてくださいね。
真夏の室内イベントも出店した経験があるので今後記事を追加していきます。
野外とはまた違った面白さがあったので楽しみにしていてください。
目次
熱中症ってなぜ起こるか知ってますか?
テレビなどで熱中症の説明を目にすることが多いですが、熱中症について簡単におさらいしてみたいと思います。
環境省の熱中症予防サイトの熱中症環境保健マニュアル 2018によるとこう書かれています。
熱中症は・・・
熱中症環境保健マニュアル 2018
・体温を平熱に保つために汗をかき、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や血液の流れが滞るなどして、体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。
ちょっと難しいよ・・・
ごめんごめん、図解ならどうかな?
何となくイメージがついてきたよ。
汗をかいたり、皮膚から放熱しても、体温調節できなくなって体温が上昇してしまう状態の事を熱中症っていうので覚えておいてね。
熱中症にならないための準備 熱中症を引き起こす3つの条件を知ろう
熱中症って病気じゃないから予防できるはずなんです。
だけどいろんな条件が重なってしまって症状を引き起こしてしまう。
熱中症環境保健マニュアルには、熱中症を引き起こす条件は以下のことがあると書かれています。
状況によっては誰でも条件に当てはまってしまうことが多いのではないでしょうか?
熱中症を引き起こす条件1 環境
部活やフェスとか当てはまりそう!
そうだね。
外のお仕事の道路工事や建築現場でもこんな環境だね。
熱中症を引き起こす条件2 からだ
最近、暑くて麺類ばかり食べてるかも
そうめんとか美味しいよね。
消費カロリーに対して摂取カロリー少ないと低栄養になりやすいから、食事内容も意識して食べていこうね。
熱中症を引き起こす条件3 行動
1日中外にいるのは、リスクが高いね。
ほんと!参加したイベント、条件ほとんど当てはまっていたかも。
よく皆倒れなかったね~
うん。無事に乗り越えられてよかったよー
色々対策したからその中の一部を紹介するね。
野外出展で熱中症にならないためにみんなで気を付けたこと3つ
今回の出展は、熱中症の条件に沢山当てはまっていました。
気を付けたことの中でやっぱり大事だなと実感したこと、3つの条件を元に環境・からだ・行動の3つの中で効果の高かったことを上げてみました。
気を付けいていたこと1 マメな水分摂取
定番だけど大事なこと
汗かいた分だけ同じペースで飲むように意識していました。
普段はお茶などを飲むことが多いのですが、この時は甘すぎずさっぱりしているグリーンダカラやポカリイオンウォーターを飲んでいました。
スポーツドリンクにもいろんな種類があります。
調べてみたらこの二つは、スポーツ前後におすすめなアイソトニック飲料という種類のスポーツドリンクでした。
今回の様な脱水になりやすい状況では、浸透圧の低いスポーツ中におすすめなハイポトニック飲料のスポーツドリンクも併用した方が良かったのかもしれません。
いつも買っているスポーツドリンクのHPを覗いてみるとどんな時におすすめか分かるので気になる人は調べてみてくださいね。
気を付けていたこと2 休憩は、1時間以上クーラーの効いた場所で体を冷やす
これが一番大事だった気がします。
冷たい食べ物で胃を冷やしても、体全体は冷えません。
今回グループ出展だった為、ペアーで順番にしっかり休憩をとることが出来たのが良かったと思っています。
フードコートの様なオープンスペースは、出入りが多く座る場所によって空調の効きが弱い所もありました。
体が冷え切らないので翌日からは体が冷やせそうなお店かどうかで選んでいたような気がします。
おすすめは、二重扉などで空調の効きやすいお店です。
一度しっかり身体を冷やすようにした方が、1日野外で過ごす時の秘訣なのかもしれないと思いました。
海や川などは、水にぬれて全身が冷えるのでとっても効率的です。
気を付けていたこと3 かき氷を毎日食べていたこと
水分摂取でもありますが、実は楽しみの一つでした。
やっぱり楽しみがあると気力の持ち方も違います。
後から考えると果実が入っているものを食べていることが多かったので電解質であるカリウム補給にもなっていたかもしれません。
今回食べたかき氷たちをご紹介
生果実が乗っていたり、シロップというよりは果汁ソースの様に贅沢なかき氷を満喫していました。
失敗から学ぶ、着物を着ているときに熱中症にならないために工夫した事5つ
着物で熱中症にならない工夫は、すぐ真似できそうなものを中心に選んでみました。
自宅にありそうな物や100均でも手に入りやすそうな物で少しでも快適に過ごせたらいいなと思ったからです。
ポイント1 インナーはエアリズム
私は、洋服と兼用できるため夏場のインナーはエアーリズムを使っています。
普段着物を着る機会がなく浴衣しか持っていない人ならまずは、自宅にある冷感性のインナーで試してみるのをおすすめします。
こちらの記事でエアーリズムのことに少し触れています。
もっと快適に過ごしたいなと思ったら夏の和装用のインナーを検討してみるのもいいかもしれません。
ポイント2 抜きを気持ち多めに抜いてみよう
いつも抜きは、握りこぶし位をイメージしていますが夏の暑い時は、もう少し多めに抜いています。
浴衣は、襦袢を着ないので、衣紋抜きをつけられず着物の時より衣紋が詰まりやすいです。
初めから多めに抜いて着ると動いてちょうどいいくらいの感じになります。
ポイント3 身八口にアイスノン!腋の下を冷やそう
自宅から出かける時に試してみてほしいのが、アイスノンです。
通常の使い方だと2.5時間ですが、クーリングとして使う場合は体感的に、1~1時間半位持ちます。
電車移動の時に乗換で歩いたりするので結構快適に過ごせます。
写真の様にちょっぴり帯に挟むようにしておくと安定します。
深く入れすぎると接触しすぎて冷たかったり、取り出す時大変なのでいい塩梅を見つけると快適に過ごせます。
また、解けてしまったら、ブニブニして破けの原因になるので取り出してください。
冷房がしっかり効いた電車に30分以上乗ると凍えすぎてしまうこともあるので気をつけて下さいね。
ポイント4 扇子を使って袖口から送風しよう
夏場に出かける時に扇子を持ち歩いていますか?
畳めるし便利なので1本持つことをお勧めします。
普段は、顔や首元に風がいくように扇いでいる扇子
暑すぎるとコッソリ袖口から送風しています。
ポイントは、扇いでる姿がかっこよくないので出来るだけ見られないようにこっそり扇ぐことです。
ポイント5 ハンディーファンでこっそり送風
最近使って着る人が増えたハンディファン。
着物で首から下げているのは、出展するときに躊躇するけど首が曲がるタイプでポシェットの中からこっそり送風がイベント出展のときにおすすめです。
ポイントは、首が曲がるタイプでポシェットの中からこっそり送風がイベント出展のときにおすすめです。
※ポイント5は、2023年7月に追記
ポイント6 麦わら帽子で直射日光を避けよう
イベント出展時は、日傘をさすと邪魔になってしまう為、麦わら帽子がオススメです。
荷物が少ない時や普段のお出かけの時は、日傘の方がオススメです。
影の範囲が大きいし帽子をかぶらない分、髪型で遊べるので色々使い分けてみてください。
ヘアーアレンジとアクセサリで頭だけお祭りや花火大会の気分になれます。
子供のようにさらさらの髪質や猫っ毛タイプの人は、かんざしにシリコンゴムを巻き付けてから挿すと固定しやすくなるので試してみてください。
creemaで髪飾りなども販売しているので他の色も気になった人はサイトを覗いてみてくださいね
一番大事なのは、早目に気付いて無理しないこと
基礎知識を学びながら楽しみ方も踏まえて書いてきましたが、気をつけても熱中症になってしまうこともあります。
毎年参加しているお祭りでは、朝から晩まで動き回り、炎天下の中の運行なのでどんなに気をつけても時々熱中症になってしまう人もいます。
お祭の担当の場所によっては危険が伴うので、おかしいなと思ったら早めにみんなから声をかけられます。
そして、みんな素直に休みます。
通しで参加していたいけど無理してもいいことないし、自分が倒れることで迷惑かけないようにすることが一番かなと思います。
症状が軽いうちならクーラの効いた部屋で3点クーリングをして、水分摂取しながら休んで回復できている事が多かったです。
そういえば昔、足におおあざ作った事あったよね?
よく覚えているね。
夜の盛り上がる時に、タイミング見誤って棒と地面に挟まりそうになり先輩に助けてもらったんだ。
自分では大丈夫と思っていても判断力が下がっていたのかもね。
そうだったのかもしれない。
山車どうしをぶつけるのは見ごたえがあるけど、危険が伴うポジションだからこそ無理しちゃいけないね。
自分では気づいていないうちに症状が出ていることもあります。
だるくてクラクラするなど症状が出始めたら早めに対応しましょう。
真夏のイベントは、出展と祭りの体験談を踏まえて書いてみました。
- マメな水分摂取(スポーツ飲料の選択)
- 休憩の時にしっかり身体を冷やす
- 楽しみのかき氷(電解質補給)
- インナーは、エアリズム(冷感性のあるもの)
- 衣紋の抜きはいつもよりも多めにする
- 身八口にアイスノン。腋の下を冷やす
- 扇子で袖口から送風
- ハンディーファンでこっそり送風
- 麦わら帽子や日傘で直射日光回避
イベントの時に一番効果があったと感じたものだけなので他にもいろんな熱中症対策があると思います。
その時の状況によって色々試してみてくださいね。
今年の夏は、外出することが少なくなり、室内で過ごすことが多いのではないでしょうか?
体力がついていない分、貴重な外での楽しみをしっかり対策して楽しんでいけたらいいなと思います。
イベントがない夏はちょっと寂しいので、以前見に行った花火大会の写真を少しのせさせてください。
来年は、浴衣着て花火大会に行けますように。
もちろん、熱中症対策もしっかりして楽しみましょうね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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