こんにちは、派遣で働きながらハンドメイド作家をしているasaminです。
自己紹介も兼ねて着物を始めたきっかけをお話しさせてください。
今では、洋服を着るようにふらっと着物を着てお出かけするのを楽しんでいるのですが、数年前までは、着物を自分で着ることが出来ませんでした。
そんな私がなぜ着物を着れるようになったのか?
それはご近所さんのこの言葉がきっかけでした。
うち、息子しかいないし、着物好きならあげるよ
そういわれて、羽織と着物をご近所さんからいただいたのは、2015年の冬。
同じくらいの身長の和裁士さんが、自分で仕立てた着物と羽織を私に譲ってくれました。
頂いた着物を自分で着れるようになりたいと思い、身に纏う物の一つとして、洋服の他に着物という選択肢が増えました。
このブログでは、イベントなどで着たコーディネートや着物でお出かけした記録日記をつけて行こうと思っています。
着物に興味のある人や着物遊びをもっと楽しみたい人の参考になればいいなと思い始めました。
ハンドメイド制作やおまつりも参加しているので、イベントの時期になるとその記事も増える予定です。
そんな私の着物を始めるまでと始めてからの変化をまとめたのでよかったら読んでみてください。
ふらっと着物をきて楽しむ人が増えたらいいな
目次
浴衣しか馴染みがなかった子供時代
夏祭りや花火大会などで浴衣を着ることはあっても、着物は七五三や成人式や卒業式だけの人が多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
着付けが出来るご近所さんに、夏になるといつも浴衣を着せてもらっていました。
夏祭りって子供にとっては楽しみであるけど、私の子供時代は、2部式の着物や作り帯はありません。
普段着付けをしていないお母さん達にとってはすごく大変なイベントだったんだなって思います。
今は、簡単に着れる便利グッズが増えたり、呉服屋さん以外のリーズナブルな着物も変えるようになったので、すごく重宝しています。
高校生の頃から参加している地元のお祭り
私の地元では、お祭りがありお囃子に参加していました。
子供の頃は、お神輿だったのですが、現在は、山車のある地区の保存会に参加させていただいて、制動(ブレーキ)をやらせてもらっています。
お囃子や山車の運行に携わる人は、ダボに法被を着ているのですが、一部のおじいちゃんたちがお揃いの浴衣をが着るのです。
気慣れている感じがなんだかすごく格好よく見えて、子供のころの憧れでした。
着物を着るような習い事をしていたわけではないのに着物に惹かれたのは、きっとお祭りで、見た浴衣の着こなし方が好きだったのかもしれません。
着物を始めるには十分すぎる素敵なプレゼント
そんな学生時代をすごし、興味はあるものの着物を着る機会がほとんどなく社会人になります。
仕事をしながら趣味で小物を作るようになって行き、初めはスワロフスキなどを使ったアクセサリつくっていました。
いろいろ作っていくうちに、和のテイストが多くなっていることに気付きます。
物づくりをしながら、再度着物に興味が湧き始めたころに仲のいいご近所さんから
うち、息子しかいないし、着物好きならあげるよ。
そういわれて、総絞りの羽織と大島紬をご近所さんから譲っていただきました
その時は、可愛い羽織としっとりとした着物もらっちゃった!という嬉しい気持ちでいっぱいした。
しかし今は、繋がった模様のグラデ―ションの総絞りと鮮やかな配色が入った大島紬は、着物を始めるには十分すぎる素敵なプレゼントだったと感じています。
紬を選んでくれたのも、ハリがあるから着物初心者の私が練習しやすいものを選んでくれたと後から知りました。
初めてのイベントの時にはこの紬を着ると決めて、実際着物を着て出展しました。
今思えば、販売自体なれていないのに着物を着ようと思って行動していた当時の自分の勇気にびっくりします。そしてせっかく着たのに精一杯だったみたいで写真が残っていなかった...かなしい。
出展回数を重ねるにつれ、着物での設営も慣れてきれ、洋服より大変かもしれないけど、覚えてもらえるし、話が広がるしメリットが多いと思いました。
そして、イベントでお隣だった作家さんと繋がったことをきっかけに着物仲間が少しずつ増えていきます。
自然と出てきた個性と着物のスタイル
着物を着ていると、asaminっぽいよねって言われることが多いです。
自分で意識しているのは、デコルテを隠したい、ボリュームの多い髪をまとめた時に抜きに当たるのを避けたいということから、襟合わせは深めにして抜きを多くとっています。
着付けの教室に通ったわけではなく、ご近所さんなどから教えてもらったため、動きやすいポイントとお直ししやすいポイントばかり教えてもらっていました。
着ているうちに着方の癖みたいなものが自然と出来てきたように感じます。
キリっとした元気で素朴な町娘みたいな雰囲気は得意なのですが、上品な着方や色気のあるような着方は、とっても苦手です。(笑)
柔らかい正絹の着物を着てもそれらしくならないんです。不思議ですよね。
なので、一番しっくりくる普段着物が多く、イベントなどの時は今日の主役やテーマを決めてコーディネートしていることが多いです。
繋がる輪、広がる輪
着物を着ていると不思議なことに着物が集まって来るようになりました。
地域柄、桐箪笥を持っている人が多く、そして箪笥の肥やしにしている人がとても多いです。
着るならあげるよと、袷やウール―などを沢山頂き桐箪笥があふれていきます。
写真を撮ってブログにあげる理由の1つに、着物をいただいたご近所さんに観てもらうためというのもあります。
着た姿をその日のうちに見せに行くことは、難しくてもブログならいつでも見てもらえる。そう思ったからです。
また、親からもらった着物を私に繋いでくれて、子供がいない私は誰に繋げることができるかな?って考えてしまいました。
SNSでは流れてしまうけど、ブログならまた戻ってこれる。画面の向こうの着物に興味がある人達に着物の楽しさを繋いでいくことは出来るのではないかな?と思いました。これが2つ目の理由です。
着物を着るようになり、着物が好きなハンドメイド作家さんと繋がり、イベントを通じて、作家さん以外のお仕事をされている人とも知り合うことが出来て着物って本当にすごいなと思っています。
いろんな人と知り合っていくうちに同じ形なのに、素材や色味、着こなし方でこんなにも個性が出る。そんな着物の魅力に更に惹きこまれました。
そして、実際に好きで着ている人たちは、着こなし方の個性をすごく尊重してくれることが多かったです。
知り合い繋がりで輪が広がっていくといいことずくめです。
初めの一歩って意外と簡単だと思う!
浴衣や着物を着てみたいなって思ったけど、襟袷がどっち?と迷った人は、着る時に自分から見て右が手前になるように合わせて左をかぶせるように合わせてください。
右手がスッと入れば正解です。右前と言うのでこの機会に是非覚えてくださいね。
着物警察が怖くて...なんて話も聞きますが意外といないものです。着物を着ている人に面と向かって言われたことはないです。
私は、着物も洋服と同じように身を纏うものの一つと考えています。
素材が綿や麻やポロエステルから正絹に変わっただけ
いろんな形のデザインから同じ型のデザインに変わったけ
そんな風に考えています。
服装の中でも着物にせっかく興味をもったのだから、好きな着こなし方でとことん楽しんだ方がいいと思っています。
興味がある人は是非初めの1歩を踏み出してみませんか?
浴衣なら簡単だし、嘘つき襟をつけて着物っぽくきたら、ちょっと違う世界が見えて楽しいですよ。
ブログを通じてふらっと着物を着てお出かけする楽しみをいろんな人に知ってもらえたらいいな。